株価データの収集と分析

日本の個別銘柄データの入手・分析・取引手法をまとめています

日本株式市場の過去の株価データをダウンロードするための方法とは

日本株式市場の個別銘柄の株価を知りたいけれど方法が分からない・・・。

どのように過去のデータを入手するのか知りたい・・・。

この記事では、その方法について解説します。

 

結論から言えば・・・
無料、有償でさまざまな手段があるものの、それぞれメリット・デメリットが存在する」です。

 

記事の中でそれぞれの入手方法のメリット・デメリットについても解説を行います。

株価のデータ取得方法とは?

株価のデータを取得する方法は以下のものがあります。

  • 日本株式の個別銘柄の株価データが入手できるサイトからデータをダウンロード
  • 東証株価データが入手できるサイトからダウンロード
  • 株価のデータを提供している会社の販売しているCDーROMを購入

日本株式市場の個別銘柄の株価のデータ、東証株価のデータなどは投資を行うのに必要です。直近のデータだけでなく、過去のデータを活用することで、今後の価格の予想を立てることができます。この記事では それぞれのデータの入手方法について解説していきます。

 

日本株式の個別銘柄の株価データが入手できるサイトからデータをダウンロード

日本の個別銘柄の株価データが入手できるサイトの数は少なくありません。

しかし、サイトによって過去何年分のデータがダウンロードできるかに違いがあります。

 

また、過去データに関して、日足、週足、月足がダウンロードできる所もあれば、日足、週足しかダウンロードできないサイトもあります。そのため、自分にとって必要なデータが得られるサイトを見極めることが必要です。

基本的には、サイトからのダウンロードを行う場合にはデータを有料で配布しているサイトからのダウンロードすることになります。

 

有料でデータを配布しているサイトは年会費をとっている場合もあれば、月ごとに料金がかかるサイトもあるなどサイト毎に料金体系はバラバラです。販売している株価分析ソフトを購入したユーザー向けに株価データを有料で配布する、などサイトによって異なるのが実情だといえるでしょう。

 

東証株価データが入手できるサイトからダウンロード

東証株価のデータをダウンロードできるサイトは多々あるものの、東証に関するさまざまなデータを入手したいと考える場合、JPX(日本取引所グループ)が提供している有料情報がおすすめです。

 

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引用:https://www.jpx.co.jp/markets/paid-info-equities/historical/index.html

JPXでは上記のような情報の提供を行っています。

 

情報を購入する際には、専用サイト「JPXデータクラウド」からの購入となり、購入する情報によって料金が異なるので注意が必要です。この他にも、東証株価の過去データをダウンロードできるサイトがあるため、利用する際はデータ量と料金を比較して購入を検討しましょう。

 

株価データを提供している会社のCDーROMを購入

株価のデータを提供している会社の中には、株価チャートのCDーROMを販売している会社があります。その中でも、データ量が充実しているCD-ROMを販売している会社は東洋経済データサービスとPan Rollingです。

 

東洋経済データサービスの提供しているCD-ROMの内容は以下の通りです。

 

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引用:https://biz.toyokeizai.net/data/service/detail/id=337


東証を含む、証券取引所の個別の株価銘柄についてのデータが充実しています。

しかし、原則として個人への販売を行っていません。

 

一方、Pan RollingのCD-ROMは個人への販売を行っており、内容は以下の通りです。

 

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引用:http://www.panrolling.com/pansoft/data/#vup

情報量は充実しているものの、過去データをテキストファイルで提供するものであるため、購入対象となるのは、プログラムを自分で書ける方といえます。

 

そのため、プログラムの知識の無い状態で購入しても、データを有効に活用できないため注意しましょう。

 

株価データをCSVで入手する

過去の株価を入手する手段としては、CSVデータをダウンロードする方法があります。

例えば、無料で特定銘柄の日足をCSVでダウンロードできる、「株式投資メモ」を利用した場合の手順は以下の通りです。

 

始めにホーム画面で個別株価データを選択します。

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その後、以下の画面で検索した銘柄を検索。

 

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今回は1301(株)極洋で検索しました。

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表示された1983年~2019年までのCSVデータがダウンロードできるため、情報を入手したい年度を選択します。

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今回は2019年度のデータをダウンロードしたいので、2019を選択。

 

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CSVデータダウンロードページへ」を押すと以下の画面が出ます。

f:id:necocat:20200102235758p:plain

 

CSVダウンロード(2019年度)」を押してファイルを開くと以下のようなファイルが表示されます。

 

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サイトによって手順は異なるもののこのようにサイトから、過去の株価のCSVデータをダウンロードすることが可能です。


株価のデータをエクセルで読み込む


プログラムなどを用いてCSVファイルをエクセルで読み込むことが可能です。

下記のようなデータがあるとします。

800104 1810 1830 1790 1790 180 0
800105 1800 1810 1780 1780 142 0
800107 1760 1780 1740 1740 128 0
800108 1740 1770 1740 1760 169 0
800109 1780 1800 1740 1740 200 0

引用:http://www.panrolling.com/pansoft/archives/6758t.txt

こういったCSVデータをエクセルで読み込むことによって、前項で取り上げた「1301(株)極洋」のCSVファイルのようにデータの内容を分かりやすくすることができます。

 

また、プログラムを用いることで、エクセルからCSVファイルへ返還することも可能です。

 

他にも、プログラムを用いることなくエクセルから以下の手順を踏むことでデータ収集を行えます。

 

1.エクセルを開いて「データ」を選択した後、「WEBから」を開く
2.データを入手したサイトのURLを貼り付ける(日経平均など)
3.ナビゲーター画面が開き、左側に表アイコンが出る
4.表アイコンをクリックし、右側に表示される表のイメージを確認
5.欲しいデータが表示されていれば、右下の「読み込み」を選択
6.エクセルに読み込んだURLのデータが表示

 

※エクセルのバージョンによっては対応していない場合もあるため、そういった場合は他の方法を検討しましょう。

 

株価データ のダウンロードは無料と有料どちらの手段を利用したら良いのか


株価のダウンロードを無料で行えるサイトなどを利用する最大のメリットは、費用がかからないことです。

 

有料の場合であれば、月額・年会費数千円がかかり、手段によっては数万円、十万円以上の費用がかかるので、金銭的な負担を伴います。

 

逆にデメリットとしては、有料の手段と比較すると過去の株価のデータ量が少ないことが上げられます。過去数年分のデータは入手できても、10年以上の長期のデータが入手しづらいため大きなデメリットといえるでしょう。

 

また、無料の場合はサイトが閉鎖するリスクなどがあるため、供給が不安定であることには注意が必要です。

 

対して、無料に比べて有料サイトの情報量は多いものの手段によって、情報量は大きく異なる点にも注意が必要です。

 

そして、無料と有料の情報を合わせたうえで、手軽に株価の過去データを入手するおすすめの手段は、Pan Rolling株式会社が提供しているチャートギャラリーです。

 

チャートギャラリーは相場アプリケーションとして、初版発売から2019年で20周年を迎えているなど、多くの株式投資家に愛用されています。十分な過去データも魅力の1つで、約30年分の東証株式、旧大証株式などデータが付属していることから過去のデータまでさかのぼることもできます。

 

また、製品版を購入すると日々の価格データが無料で配信され、簡単な操作で全銘柄のデータ更新も可能です。20年販売されてきた実績、過去データの充実度からもチャートギャラリーは安定して株価の情報が得られるツールであることが分かります。

 

製品版を使用する前に無料の試用版で試すことができます。株価の情報の入手先に迷うようならば、チャートギャラリーを利用してみましょう。本ブログでは、チャートギャラリーとExcelを用いてデータ取得・分析する方法を以下のページにまとめています。合わせて、御覧ください。

 

stockdata.hateblo.jp