日本株式市場におけるトレンドフォロー手法と成長株投資の有効性
この記事では以下の疑問について回答します。
- 日本の株式市場におけるトレンドフォロー(順張り)手法の有効性
- 成長株投資とトレンドフォロー手法の類似性
- トレンドフォロー・成長株投資を実践する上での重要情報
- 分析のためのデータとツールの入手方法
- トレンドフォローや成長株投資が学べる本の紹介
日本の株式市場におけるトレンドフォロー(順張り)手法の有効性
日本の株式市場では、トレンドフォロー(順張り)手法は有効か?
この疑問について、日本語でGoogle 検索をしても、まともな回答はほぼ見つかりません。見つかる解説は、用語の説明やデータに基づかない経験則ばかりです。
しかし、英語圏では少し有用な情報が見つかります。
例えば、以下の記事。
この記事を要約すると、
- テクニカル指標のみを用いた単純なトレンドフォロー手法は、先物市場では有効であるが、そのまま株式市場に適用しても上手く機能しない。しかし、少し工夫するとうまく機能する可能性がある。
- 株式市場におけるトレンドフォローは、空売りでは損失が出やすく、買いで得られる利益が失われてしまう。
といった感じになります。
つまり、株式市場でトレンドフォローを実践する場合、買いに限定して取引することで利益が出る可能性があるということです。
しかし、これはあくまで海外の株式市場での話であって、日本の株式市場は対象としていません。本記事の後半では、日本の株式市場での検証結果をご紹介します。
成長株投資とトレンドフォロー手法の類似性
さて、上記の検証記事ではテクニカル指標のみを用いた単純なトレンドフォロー手法が検証されていました。しかしながら、株式市場におけるトレンドフォローは成長株投資の分野で様々な経験則が蓄積されており、これらは組み合わせることで戦略を有効なものにしえる可能性があります。
成長株投資で成功した投資家の投資手法を見ていくと、トレンドフォローと同じく価格が上げた銘柄に対して順張りで買いを行うという共通点があります。
トレンドフォロー・成長株投資を実践する上での重要情報
成長株の見つけ方、見分け方、探し方としていくつかの文献から、成長株投資の対象とすべき銘柄の抽出条件を紹介します
- EPS(1株当たり利益)が伸びていること
- 低位株であること
- 低いボラティリティの期間を経て価格が上昇していること
- 出来高の急増と共に急激な価格上昇を伴っていること
- 自社株買いが行われていること
- 出来高に対して浮動株数が少ないこと
以上のような条件に注目して銘柄を絞り込みましょう
分析のためのデータとツールの入手方法
分析に必要なデータの入手方法について、本ブログでは以下の記事を紹介しています。是非、合わせて参照してください。
トレンドフォローや成長株投資が学べる本
(準備中)